メモ:腹圧について

粗削りだが当座のアイデアをメモ。腹圧は指標、太い腹が有利、息を止めない腹圧。

  1. 腹圧(腹腔内圧、IAP)は腹腔を囲む複数の筋肉にバランスよく力が入ると結果として上がる。腹圧上昇は目的ではなくて手段、ないしは中間現象。
  2. 腹圧を上げる目的その1。脊柱を安定化させる、下半身を支えとしたときに腹腔より上側の身体をうまくささえること。
  3. 腹圧を上げる目的その2。よい動きの指標。腹腔を囲む複数の筋肉にバランスよく力が入っていないと腹圧は上がらない。これは圧力容器に関するパスカルの原理が当てはまるためで、物理的な事実だと思う。そこで逆に腹圧がうまく上がってくるかどうかを指標として監視しながら身体を操作すると複数の筋肉にバランスよく力が入るように思う。別の表現をすると、腹腔を囲む複数の筋肉を協調動作させるために腹圧という「中間項」を利用する。(これは物理的な情報伝達という観点で、筋膜の張力ネットワークのアイデアと類似していると感じる)
  4. 胴回りが太くなるほうが大きな力に耐えられる。これも圧力に関する物理法則から説明できる。さきのパスカルの原理が当てはまるので、単純化して垂直の力にかんしてだけいうと胴の断面積が大きいほど大きな重さを腹腔内圧を利用して支えることができるはず。(ウェイトリフターはみな自然に感じていることなのかもしれないが)
  5. 腹圧といってもつねに息を止めるわけではない。腹腔内圧を上昇させるために必要な稼働筋肉のひとつに横隔膜があるが、腹圧を上げるためこの筋肉を限界まで緊張させてしまうと呼吸ができない。これが「いきみ、怒責ドセキ」という身体操作。しかしうえでみたように腹圧は「腹腔を囲む複数の筋肉にバランスよく力が入ると上がる」のであって、必ずしも最大努力でなくともよい。横隔膜を動かしつつ(呼吸しつつ)腹圧を上げることが自転車等の有酸素運動では求められるはず。自分はこれを勝手に「腹圧2.0」と呼んでイメージしている。

とりあえずここまで。

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