ヴィットリアの新作チューブレスレディタイヤ

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ヴィットリア コルサスピード・チューブレスレディ・グラフェン2.0 (コルサスピード TLR G2.0)オールブラック 700x25C 1本9000円税別

ヴィットリア ルビノプロ・チューブレスレディ・グラフェン2.0 (ルビノプロTLR G2.0)オールブラック 700x25C 1本6300円税別

昨年メーカーとしてははじめてのチューブレス(正確にはシーラント剤を必須とする「チューブレスレディ(TLR)」)ロードタイヤとして「コルサスピードTLR」を発表したヴィットリア。今年はTLRのラインアップを拡充させてきました。その中でもとくに自分青山が気になったものを取り寄せてみたのがこの2点です。

両者のスペックと印象

コルサスピード:タイムトライアル、ヒルクライム決戦用の最速超軽量タイヤ。

  • 公称240g、実測228g。ひじょうに軽い。持ってみてもペラペラ。
  • ケーシングはコアスパン320TPI 。コットン主体の素材「コアスパン」で細い紡糸をち密に並べた320TPIケーシングはしなやかで乗り心地がいいが、ケーシングが切れるパンクに対してはかなりデリケート。
  • 前作のコルサスピードをこれまで半年以上使ってきたが、乗り味は非常によかったので今作も期待できる。ただし前作ではちょっと異物を踏んだだけでケーシングに小さな切れ目ができ、シーラントで穴がふさがったという事象があったので、耐久性の点は相当覚悟しておく必要があると思われる。
  • 前作ではチューブレス運用のかなめである、シーラントによるエア封止がなかなか大変だったのだが、今作もビード部分の構造が類似している。コアスパンの生地がむき出しになっていて、シーラントが浸みこみそう、エアが止まりにくそうな印象がある。※フィニッシュラインのシーラントを使用。ただしメーカーは他社製シーラントの使用は性能保証の範囲外としています。

ルビノプロ:ロングライド、トレーニングからレースまでカバーする万能モデル。

  • 公称250g、実測247g。こちらも25Cにしては相当軽い。カタログデータを誤植と疑っていたが真実だった!手に持ってもかなり軽く、それでいてコルサスピードに比べるとごわごわしていて丈夫そうなので安心感がある。
  • ケーシングはナイロンの150TPI。やや太めのナイロン糸を並べたケーシングはしなやかさには劣るが耐カット性は大幅に強化されているはず。硬めのケーシングはリムにはめる前の段階でタイヤのトーラス形状(ドーナツ型)を自力で維持する力が強いので、エアを入れるときにやりやすそう。
  • タイヤの裏側(エアシール部分)はしっかりとゴムでおおわれており、それがビードの上・外側まで一貫しているのでケーシングやビードからのエア漏れはかなり改善していると期待できる。
  • トレッドはセンター部分とサイド部分とでかすかに色が違っていて、異なる成分を使っていることがわかる。

コルサスピード写真

 

ルビノプロ写真


ロードチューブレス(チューブレスレディ)はマヴィックのUSTシステムが2018年に登場してからだいぶ良くなったものの、現時点ではまだまだ「難しい機材」という印象を払しょくしきれていません。各社が競ってよい製品を投入することでもっと普及してほしいと思います。自分は「スポーツバイクのタイヤの未来はチューブレス」、と確信しています。