EQUAL機械式ディスクブレーキをつけてみた。

取り付けネジを回していて、うっかり本体のアルマイトを一部剥がしてしまった(無念)

久しぶりにたいへん気になった(&自分のお小遣いで手が届く)パーツを付けてみました。

簡便だけれどレバーの引きが重いしあまり効かない、重量もかさむ、というのがこれまでの機械式ディスクブレーキの一般的な評価でした。これらの悪評をくつがえして機械式ディスクブレーキの美点を再評価しようという意欲作がこのEQUAL(イコール)の製品です。

とりあえず自分のバイクに取り付けて店の前を走ってみたところまでの印象です。

1-ケーブルについて。

ダイレクトで軽い”引き”に貢献しているという特殊ケーブルセット。このアウターは確かに縦剛性が高いが、かつてのGORE社のケーブルセット(SRAMの標準採用品だった。アウターの鋼線の配置がEQUALによく似ている=「コンジット型」の配列)とあまり変わらない感じ。もちろん悪くはないが、一般のアウターに比べて“劇的に”変わる、とも言えないかな。それから外径が一般のブレーキ用アウターケーブルよりも微妙に太く、6.5mmあるらしい。EQUAL付属品ではないアウターカップ(シマノ製)ははめられませんでした。

この高剛性アウターケーブルですが、曲げたときの跳ね返りが強く、おまけに切り口にナイフのような鉄片が露出する構造なので組み立て時はかなり危険!手袋と保護メガネがあったほうが安心なくらいでした。【要注意】

ハンドルの近辺など曲がりのきついところはソフトタイプの別製品をつぎ足していいことになっており組み付けしやすくなっています。ですが、自分は継ぎ足したことで効率が落ちるのがイヤで、また実験の意味もあって前後ともアウターはすべて高剛性タイプで組んでみました。結果はなんとか組めたし、問題なさそうです。ただしこの工夫に劇的なメリットがあるかというと、う~ん(上述GORE製品との比較)。

特殊アウターをSTIに直に挿入したがなんとか入ってくれた

2-セッティングについて、ほか。

ブレーキパッドの出代が左右独立に微調整できるのは素晴らしく、ブレーキフィーリングが絶妙にコントロールできます。この点は油圧式にまさる機械式のメリットとしかいえません。

ただ、内側の調整には車輪のスポークのあいまをかいくぐって3mmアレンキーを差し込まねばならず、これがちょっと煩雑。AVIDのように工具なしで回せるようにしてくれるとうれしかったのだが、重量との兼ね合いかな?この調節はパッドやローターが薄くなってくるとそのつど行わなければいけないものなので、たとえば嵌めっぱなしにできる樹脂のダイアルなんかがもしも追加で発売されたらぜひ欲しい。(さしあたり手持ちの3mmアレンキーの短い足をうんと短く切って使いやすくしてみることにした)

注目&新機軸の「ケーブル引き効率の微調整機構」、これは正直ある程度乗ってみないとわからない感じ。さしあたりいちばんガツンと効くように組んでみた。ローターは前後160mmで、これまでTRPのスパイヤ(&BBB製メタルパッド)で運用してきたものを継続使用。

ちょろっと走り回ってみて印象的だったのが、パッドが新品なのにそれを感じさせない初期制動能力。EQUALが採用した特製品パッド(VESRAH製とのこと)がとてもいいようでした。当店ではディスクブレーキ搭載バイクは納品前に全品ブレーキの馴染み出しを実施しているが(さもないと危ないよね!お客さんがいきなり事故ってしまいかねない)、これならほぼ馴染み出し不要というぐらいの初期性能でした。


いまちょうどほかの部分もいじっている(難航中)ので、このブレーキのさらなる性能評価はまたの機会に。