15mm高く!アデプト「R15」ドロップハンドルバー

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これは名品!というハンドルバーをご紹介します。

アデプト・R15ドロップハンドルバー 5500円税別 サイズ:380mm・400mm・420mm

寸法詳細

  • 製品サイズ表記は肩部分(ブラケット部分)の幅寸法。エンド部分は肩より約15mmほど広がっている「フレア形状」です。
  • リーチ80mm、ドロップ123mm
  • 公称重量300g(400㎜)

(ハンドル形状についての詳しい説明はこちらの過去記事をぜひどうぞ)

手軽にハンドルが高くセットできる

「極端なかたちや角度のステムは美観上使いたくない、でももう少しだけ握り位置を高くしたい」というような要望はけっこうあります。ロードバイクはその多くがレース機材(=ハンドルは低く遠くおきたい設計)なのに実際はハンドルを高く近くしたいロングライドで使うというミスマッチがひろく行われているからです。

でもこのハンドルを使うと、ステムでの上下調整幅が限界に来ているバイクでも、ハンドル交換だけで15mmも握り位置を高くすることができます。

しかも、ハンドル付け根の曲げ(ライズ)で15mmアップするのはステム根元にコラムスペーサーを足して15mmアップするよりもはるかにデザインへの影響が少ない(と、思います。写真参照)。

ただ高くなるだけじゃない、ほかにも工夫が満載

  • ドロップが少ない。そのためブラケットからドロップへの持ち替えがしやすい。そこで小柄な人や初心者、体の固い人、気軽にドロップバーを握りたい人に向いている。
  • ブラケットからハンドル肩にかけての前後握り幅が大きい。リーチが小さいのにハンドルからブラケットにいたる直線的な部分の前後握り幅が広めにとれ、長時間ライドでのこまめな前後握り替えがしやすい。これは肩部分のアールがひじょうに小さく、かつ肩部分が(シャロー型のように前下がりにならず)ほぼ水平に前に出ている形状の工夫によります。
    ランドナータイプのハンドルバーは非常に大きなリーチとほぼ水平に長く突き出した肩部分を持っていて、肩部分がとてもしっくりと握れるようになっていますが、それと通ずるところを感じます。

注意点

いちおう注意点としては、

  • 重量300gはちょっと重め。悪路や荷物積載で折れない保険と考えるべきか?
  • ライトやメーターの搭載にはこのライズ形状が邪魔になるケースも。ひと工夫いるかも?

ちょっと我慢していた低めハンドル位置から解放されて、思い通りのポジションでバイクを楽しめる、ニーズのあるひとにはどんぴしゃり!の一品だと思います。

店頭で実物をどうぞお確かめください。

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